前々から気になっていた「Powerextra DF-400」を購入してみました。
「Powerextra DF-400」は、Amazonで3,000円以下で買えるストロボ(スピードライト)です。
中国製ですが、レビューの評価もよかったので購入してみました。使ってみて驚いたのですが、いいですねえ、これ!
Powerextra DF-400
Amazonをみると、低価格帯のストロボ(スピードライト)がいろいろあります。
3,000円前後だと「NEEWER TT560」「Powerextra DF-400」「Amazonベーシック DF500」といった商品があります。
一番人気は「NEEWER TT560」。私も最初はそれにしようと思ったのですが、レビューを見たところ、OLUMPUSのカメラで使える・使えないが分かれているんですよね。
というわけで、似たような価格帯の「Powerextra DF-400」を選んでみました。
Powerextra DF-400の内容物
注文後、すぐに届きました。箱はこんな感じ。「Powerextra」のロゴと「DF-400」という型番が入っています。
中身はこんな感じ。
中央がDF-400。右上はストロボを立てるスタンドです。そのほかは袋と説明書ですね。
説明書は英語です。購入前は「操作がわかるだろうか」という不安がありましたが、図もありますし、操作も簡単なので問題なしでした。
Powerextra DF-400の外観
Powerextra DF-400は、全体がほぼプラスチックでできています。可動部も含め、かなりしっかりとしたつくりですね。
液晶パネルはプラスチック(アクリル板)っぽい感じ。
サイドのフタを開けると、電池を入れる部分があります。単3電池4本で動作します。
カメラとの接続部分は金属でできています。ホットシューの端子がこれに合えば使える・・・はずなのですが、この点は購入前に要確認。
商品ページでは「Canon Nikon Pentax Fujifilm Olympusなど対応可」とありますが、レビューをみるとPENTAX、CANONのカメラで動作しなかった報告があります。
動作しなかった時はメーカーがすぐに対応してくれますが、事前にレビュー等で動作報告を確認しておくと安心です。
操作について
Powerextra DF-400の使い方はとても簡単です。
モードを選んで、発光量(光の強さ)を調整するだけです。発光量は、「+」「-」を押して手動で調整していきます。
ホットシューにつけて使う時は、モードを「M」にすればOK。
あとは何度か撮りながら、暗ければ発光量を上げ、明るければ発光量を下げるだけ。非常に簡単です。
購入前は「発光量をマニュアルで調整するのは面倒かな・・・」と思っていたのですが、2~3回撮れば感覚がつかめますね。「+」か「-」かをするだけなので、簡単です。
バウンス撮影
Powerextra DF-400は、ヘッドを様々な方向に向けられます。水平方向には、正面から背面までぐるっと回転させることができます。水平回転角は0~270°となっています。
真横・真上はもちろんのこと、ヘッドの角度も細かく調整できます。垂直回転角は0~90°。天井バウンスや壁バウンス、背面バウンスなど、いろいろな使い方ができます。
スレーブフラッシュ(スレーブ撮影)
Powerextra DF-400は、スレーブフラッシュ(スレーブ撮影)にも対応しています。
スレーブフラッシュとは、簡単にいえば、ほかのフラッシュに反応して光る機能です。
たとえば、カメラの内蔵フラッシュで撮影する際に、DF-400を離れたところに置いておくと、内蔵フラッシュが光るのに反応してDF-400も光るんですね。
これにより、複数の方向から光をあてることができるというのが、スレーブフラッシュ(スレーブ撮影)です。
Powerextra DF-400は専用のスタンドがついているので、立たせやすいのもいいですね。
スレーブフラッシュは、モードを「S1」「S2」のいずれかに設定すればOKです。「S1」と「S2」は、元になるストロボの仕様によって使い分けるよう。要は、きちんと同期して発光するほうを使えばOKです。
Powerextra DF-400の仕様
Powerextra DF-400の仕様は次のようになっています。
- フラッシュ時間:1/200s~1/20000s
- ガイドナンバー:33(ISO 100/M)
- 重量:約28.47g
- サイズ:190×75×55mm
- リサイクルタイム:約3s
- 色温度:5800k
- 垂直回転角:0~90°
- 水平回転角:0~270°
購入前は、ガイドナンバー33だとどうかなあと感じたのですが、室内撮りには全く問題なかったです。
発光量を下げてもかなり明るく、MAXで使うことはなさそうな感じです。
使ってみた感想
よかった点
OLYMPUS E-PL6につけて室内での撮影に使ってみました。
200回ほど撮影してみましたが、たまに発光量のばらつきを感じる程度で、全体的に安定したストロボだと思います。
操作もとても簡単。外観は価格なりですが、私のように「ストロボをちょっと使ってみたいけど、高いストロボを買うほどでは・・・」という方にはおすすめだと思います。
また、ヘッドをあらゆる方向に向けられるのは本当に便利。この価格でここまでできるのは感激ですね。
そしてサポートの質。わからないことや困ったことを問い合わせると、すぐに対応していただけます。サポートは中国の方ですが、日本語で普通にやりとりできます。
多少日本語が怪しいところがありますが、それ以外は問題なくやりとりができます。
気になった点
液晶パネルがプラスチック状の材質で、傷つきやすいです。動作には支障はありませんが、気になる方は注意が必要かも。
本体は単3電池4本を入れて使うこともあり、それなりの重さがあります。PEN liteのようにボディが小さいカメラにつけると、ストロボ部分がかなり重く感じるかも。
おしまいに
今回は「Powerextra DF-400」の感想とレビューでした。
外観はチープですが、室内撮りに使うには十分な性能のストロボだと思います。
これまでストロボ(スピードライト)というと、それなりの金額を出さないと買えないものでしたが、3,000円ほどでここまで楽しめるとは。個人的に大当たりでした。
興味のある方はよかったら参考にしてみてくださいね。
▼商品ページはこちらからチェックできます。