先日、サンコウチョウという鳥を目撃しました。
目のまわりに青いリング(アイリング)があるのが特長で、なかなかお目にかかることのできない鳥です。
サンコウチョウとは
サンコウチョウは主に平地や林で見られる夏鳥です。が、どこにでもいるわけではなく、限られた場所&限られた時期にしか見られないことから、レアな鳥として知られています。
サンコウチョウは姿だけでなく、さえずりもユニークで「ツキヒホシ ホイホイホイホイ」というさえずり方をします。
たとえ声が聞こえても、姿をみせてくれないことも多く、出会えないこともよくあります。
サンコウチョウのオス
この日は運よく、全身を見ることができました。オスはこのようにとても尾が長いです。くちばしから尾の先まで45cmほどあります。
写真をみて分かるとおり、体より尾のほうが長いんですね。
サンコウチョウのメス
ちなみに、こちらがサンコウチョウのメスです。オスとは違って尾が短く、全長18cmぐらいです。
アイリングやくちばしの色はオスに似ていますが、全身をみるとずいぶんと雰囲気が違ってみえますね。
サンコウチョウの名前の由来
サンコウチョウは漢字で「三光鳥」と書きます。
「ツキヒホシ ホイホイホイホイ」というさえずりの「ツキヒホシ(月・日・星)」が由来だそうで、三つの光の鳥で三光鳥。実に風流な名前であります。
今回のカメラ「COOLPIX B700」
この日のカメラは、NikonのCOOLPIX B700。
35mm判換算で焦点距離1,440mm相当までいけるカメラなので、距離的にはOKだったのですが、サンコウチョウを撮るのはかなり大変でした。
というのも、B700が苦手とする条件ばかりだったんですね。
- 薄暗い場所で、光が十分でない
- サンコウチョウはよく動く上に、飛び回る
B700はセンサーがコンデジサイズなので、光が十分にある場所でないとシャッタースピードがかなり厳しくなります。
つまり、被写体が動き回っていると、なかなかとらえられないんですね。おまけにB700はシャッタータイムラグがあるので、余計に大変です。
ある程度、先読みして撮るわけですが、動きが読めないので非常に苦労しました。
反面、B700でよかったのは機動力。本体が軽い&手持ちで撮影できるので、移動がとても楽です。散歩のついでに撮れるというのも利点ですね。
おしまいに
実は、サンコウチョウの全身をみたのは今回が初めて。木に止まっても、葉っぱに隠れてしまい、体の一部しか見えないことが多いんですね。
B700には厳しい条件でしたが、あれこれ工夫して撮るのもたのしかったりします。