NikonのCOOLPIX B700のレポートも4回目になった。今回はB700で最も私が気になっている点、ホワイトバランスについてみてみよう。
B700は、全体に「黄色の補正が強めに入る」傾向がある。「写真全体に黄色のフィルターをかけたような状態」といえばわかりやすいだろうか、やや極端な印象を受けることがある。
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特にホワイトバランスを「オート(標準)」で撮ると、それが顕著になる。
B700のホワイトバランス
B700のホワイトバランスをみてみよう。次のような設定ができる。
オート1(標準) / オート2(電球色を残す) / 晴天 / 電球 / 蛍光灯 /曇天 / プリセットマニュアル / フラッシュ / 色温度設定
これらを見てみると、デジタル一眼でいうところの「日陰(または晴天日陰)」にあたるものがない。どうやら「曇天」が「日陰」を兼ねているようで、これを使うとかなり黄色味が強くなる。
ホワイトバランスをオートにしていると、ほんの少し明るさが足りないだけでも、「日陰」に切り替わるようだ。それでイエローが強くなるというわけだ。
また、ホワイトバランスの「晴天」も、やや黄色寄りに設定されているようだ。
色温度設定やプリセットで調整
黄色側の補正は「あたたかみが出る」効果もあるので、必ずしも悪いことではないが、気になる場合は、色温度設定やプリセットマニュアルで調整することができる。
画像編集ソフトで後から補正する場合は、イエローをマイナスにするだけでもずいぶんと印象が変わる。
今回の写真はどちらも夕方に撮ったもの。夕方は、手動で設定したほうが実際に近い色が出やすい。
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まとめ
今回の鳥は、ヒヨドリだ。2枚目のほうも同じ個体だが、目のあたりだけ光があたり、頭巾をかぶった忍者のようになっている。次回はファインダー等についてみていこう。
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