COOLPIX B700を、鳥以外に使った例も紹介しよう。こちらはひょっこりと顔を出したニホンカナヘビの子供。小指ほどもない、本当に小さな子だった。
少し離れたところから1440mm相当(35mm判換算)で撮ったものだ。肉眼では表情どころか、トカゲかどうかも分からない距離だった。
こちらはバッタだ。これも1440mm相当(35mm判換算)で撮っている。離れたところから、草むらの隙間を狙って撮った1枚だ。
バッタの世界をこっそりのぞいているような印象だ。
こちらはハンミョウという虫。よく見る地域もあるようだが、私の住んでいる地域ではあまり見た記憶がない。森の中のちょうど日があたっているところに飛んできた。
ハンミョウは、人が近づくと1mぐらい先に飛んでいく。近づくとまた1mぐらい先に飛んでいく。時々、こちらを振り向くのがユニークな虫だ。
草むらに緑色の物体があるのを見つけ、B700でみてみたところ、ウシガエルだった。薄暗いところにいるイメージのあるウシガエルだが、こうして日向ぼっこをしていることもあるようだ。
このように、B700は鳥以外にも様々な使い方ができる。双眼鏡を持って歩くような感覚で、自然観察をたのしむことができるカメラだ。