Nikonのネオ一眼「COOLPIX B700」を買ってみた。前々から興味があった超望遠コンデジだが、使ってみて驚いた。これは面白い!
というわけで、これから数回に分けてB700のレポートをしていこう。
COOLPIX B700
まずCOOLPIX B700について紹介しておこう。
B700は、Nikonが出している「超望遠・本格派コンパクトデジタルカメラ」だ。
一眼レフに形が似ていることから「ネオ一眼」とも呼ばれるが、分類としてはコンパクトデジタルカメラ、いわゆるコンデジになる。
大きな売りは、レンズ交換ナシで広角から超望遠の撮影をたのしめるという点だ。35mm判換算で、焦点距離24mm~1440mmの撮影がたのしめる(デジタルズームを使えば2880mmまでいける)。
B700の主なスペックをみてみよう。
撮像素子 | 1/2.3型CMOS |
有効画素数 | 2029万画素 |
焦点距離 | 24-1440mm※ |
光学ズーム | 60倍 |
F値 | F3.5-6.5 |
撮影感度 | 標準ISO100~3200 |
最短撮影距離 | 標準50cm/マクロ1cm |
シャッタースピード | 1/4000~1秒 |
※焦点距離は35mm判換算
連写は、連写H[約5コマ/秒で約5コマ]、連写L[約2コマ/秒で約200コマ]を基本に、高速連写120fps(約120コマ/秒で60コマ連続撮影)、高速連写60fps(約60コマ/秒で60コマ連続撮影)といった機能がある。
ただ、連写後の書き込み時間が相当に長いので、使用するシーンが限られてきそうだ。
本体重量570gの超望遠カメラ
B700 1200mm相当(35mm判換算)/ キビタキ
早速持ち出してみたところ、驚いたのはその軽さ。仕様表には、電池とメモリーカードを含んで約570gとあるが、体感的には「もう少し軽い」といった印象だ。
この日撮り歩いたのは2時間ほど。グリップのよさもあるのだろう、非常に持ちやすく使いやすいカメラだと感じた。
手持ち撮影と手ぶれ補正
今回の写真は「薄暗い森の中」で撮ったものだが、いずれも手持ちだ。かなり遠くにいる鳥を狙ってみた。
肉眼ではほんのわずか、「何か鳥みたいなものがいる」程度にしか見えなかったのだが、その姿がはっきりと写った。
センサーサイズがコンデジクラスのため、階調感に欠ける部分はあるが、私的にはここまで撮れれば満足だ。
ちなみに、焦点距離が1000mmを越すと、カメラを持つ手がわずかに動いただけでも、ファインダー内の像は大きく揺れる。
そのため「それなりに構える」必要はあるが、強力な手ぶれ補正がついていることもあり、ガチガチに構えなくても大丈夫だ。
まとめ
いきなり「薄暗い森の中」「肉眼では、ほとんどみえない距離にいる鳥」という条件で撮ってみたが、正直、ここまで撮れるとは・・・と驚いた。
570gのカメラで超望遠の世界をたのしめるだけでなく、三脚なしで手持ちで撮れるのだ。
次回はくもりの日の夕方にチャレンジしてみたレポートだ。