PENTAX K-70がいよいよ私の手元にきました。私にとって、初めてのペンタックスのデジタル一眼です。
今回はファーストインプレッションと題して、K-70の使用感をレポートをしていきます。
K-70 ファーストインプレッション
K-70のスペック
まずはK-70の主なスペックです。
撮像素子 | APS-C |
有効画素数 | 2424万画素 |
撮影感度 | 標準ISO100~102400 |
シャッタースピード | 1/6000~30秒 |
連写撮影 | 6コマ/秒 |
ファインダー形式 | ペンタプリズム |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影枚数 | ファインダー使用時 480枚 |
RAW | 14bit |
ローパスセレクター | ○ |
ペンタックスでは「スタンダードクラス」という位置づけになります。
入門機よりも少し上という解釈でよいかと思いますが、スペック的には中級機に匹敵するものがあります。
機能も多彩で「機能全部盛り」ともいわれているカメラでもあります。
ボディの外観と質感
K-70は、全体にやや丸みのあるデザインになっています。
ボディは全体にプラスチッキーなつくり。私は大好物ですが、質感を求める方には、ちょっとチープに映るかもしれません。
本体はバッテリーなしで約628gあります。
デジタル一眼としては軽量な部類かと思いますが、NikonやCanonのエントリー機と比べるとずっしりしていますね。ペンタプリズムを搭載している分だけ重いといったところでしょうかね。
ボディのサイズ・厚み
ボディのサイズは、デジタル一眼としては小型の部類かと思います。
高さ93mm、横幅が125.5mm。K-S2よりもほんの少し大きくなっています。
ボディの厚みは74mm。この画像をみるとわかりますが、グリップはけっこう深めです。
シャッター音
シャッター音はかなり大きいです。文字にするなら「ガッシャン!」という感じ。
「性能的には中級機に匹敵する」ともいわれるK-70ですが、シャッター音はエントリー機だなあ・・・という感じです。けっこう響きます。
実際に使ってみてどうか
私はふだんOM-D E-M5(オリンパスのミラーレス一眼)をよく使っているのですが、それに比べると、さすがに大きくて重いですね(当たり前か)。
ペンタプリズムを搭載していることもあり、ややずっしりとした感触があります。
・・・が、撮りはじめて驚いたのは、その描写です。
ペンタックスのカメラは緑が特徴的と聞いていましたが、想像以上。地味な色をした葉っぱでも、とてもキレイな緑になります(デフォルトの「鮮やか」で撮影)。
カメラの発色は、メーカーによって忠実色か記憶色かの違いがありますが、ペンタックスの場合は独特ですね。
記憶色をもっとディフォルメしたような色が出ます。これは面白い。
もちろん設定を変えれば、様々な色合いをたのしめます。発色をおさえて撮ることもできます。
掲載している画像は、ブログ用に解像度を落としていますので分かりにくいかもしれませんが、撮った写真をPCのモニターで見ると解像度の高さに驚きます。
ファインダー視野率は約100%。ペンタックス機は、どのクラスのカメラでもこの仕様なのがうれしいところですね。ファインダーで見たままの範囲を撮ることができます。
ファインダー撮影時のAF測拠点は11点。うち中央の9点がクロスセンサーになっています。ここはエントリー機に近い仕様といいましょうか、かなり少なめですね。
ちなみに、ライブビュー撮影ならAFポイントをかなり細かく指定できます。
背面液晶はバリアングル式。ただしタッチパネルではないので、操作はボタンやダイヤルで行います。
レンズは「smc PENTAX-DA 50mmF1.8」を購入しました。レンズキットではなく、ボディと単焦点レンズ1本という構成にしました。
このレンズ、写りはいいのですが、音がとにかくうるさいです(汗)。AFを使うと「ギュ・ギュ。ギュ・ギュイィィーン」とすさまじい音がします。
夜中に試運転しようとしたところ、あまりの音にひっくりかえりそうになりました。ペンタックスのカメラを使って、いちばん驚いたところですね。
それ以外は、DA35mmと並ぶ「撒き餌レンズ」といわれるだけあって、さすがの描写をみせてくれます。
まとめ
このところミラーレス一眼がメインだったので、久しぶりのデジタル一眼レフでしたが、やっぱり面白いですね。
ペンタックスならではの発色や描写は癖になりそう。根強いファンがいるのもわかる気がします。
画に関しては設定できる項目が非常に多く、自分好みの調整にするだけでもかなりたのしめそう。なんとも面白そうなカメラですよ。
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