B700を持って散歩をしていたところ、かわいい小鳥に出会いました。エゾビタキです。
サイズはすずめよりほんの少し大きい感じ。胸の模様に特徴のある小鳥です。
エゾビタキ
はじめは、このように枝ばかりのところにとまっていました。
見事に枝になじんでいます。私も最初は気づかなかったのですが、B700の望遠側でみてエゾビタキだと分かりました。
エゾビタキは、背中が濃いグレーのような色をしているのですが、光の加減によって茶色がかって見えることもあります(灰褐色ともいわれるゆえんです)。
この写真を撮った時に「胸に大きなキズみたいなものがある?」と思ったのですが、これも光の加減のよう。
胸の模様と枝のカゲが重なって、キズのようにみえているんですね。
ちなみに、この角度からだとけっこう大きな鳥にもみえますが、エゾビタキの全長は15cmほど。すずめが14cmほどですから、すずめよりほんの少し大きい鳥になります。
しばらくすると、別の木に移動しました。先ほどとは光の向きが変わり、体の色が分かりやすくなりました。
頭や背中が濃いグレーのような色をしていることが分かります。
木にとまると、きょろきょろとあたりを見回します。エゾビタキは、コサメビタキと行動パターンが似ているといわれますが、まさにその通り。
枝にとまって飛んでいる虫を探し、捕まえるとまた元の枝や近くの枝にとまります。
コサメビタキと行動パターンが似ているエゾビタキですが、コサメビタキよりも明るい場所を好む性質があります。公園など、開けた場所の木にとまることもあります。
時期:旅鳥
種類:スズメ目ヒタキ科
大きさ:全長15cm
望遠コンデジ(ネオ一眼)で撮るには
今回の撮影では、NikonのCOOLPIX B700というカメラを使っています。
高倍率ズームを搭載したコンデジで、「ネオ一眼」とも呼ばれるタイプのカメラです。レンズ交換なしで、いろいろなシーンを撮ることができます。
エゾビタキのような小鳥を撮るときは、いきなり近づかず、まずは遠くから「抑えの1枚」を撮っておくのがおすすめです。
小さな鳥はできるだけ近づいて撮りたいところですが、それで逃げられてしまっては元も子もありません。
鳥を見つけたら、距離があってもいいのでとりあえず1枚撮っておくようにすると「1枚も撮れなかった」という事態を避けることができます。
そこから少しずつ距離をつめながら撮っていく、というわけですね。