この夏は、COOLPIX B700で昆虫をよく撮った。望遠側を使って、昆虫を大きく写すのがとにかくたのしい。
B700は簡易なマクロ機能もあり、寄って撮影をすることもできるのだが、昆虫に関しては望遠側で撮るほうが圧倒的に便利だ。
望遠側で撮るメリット
最も大きいのは「被写体までの距離を長くとれる」という点だ。
いわゆる「ワーキングディスタンス(レンズの先端から被写体までの距離)」を稼げる(長くとれる)ので、昆虫に警戒されることなく撮ることができる。
たとえばセミは、人間がある程度近づくと、上や横に歩いて移動していくことが多い。ベストだと思う位置にいても、だんだんと移動していってしまうわけだ。
昨年はそれで散々悩まされたわけだが、今年はB700がある。ためしに離れたところから狙ってみると、移動されることがほとんどなくなった。
センサーがコンデジサイズということもあり、描写やダイナミックレンジの広さに物足りなさを感じる点もあるが、ここまで撮れれば十分ではないかと思う。
昆虫はサイズ自体が小さく、手持ちで望遠側で狙うのはシビアな点もあるが、うまくいった時の喜びはこの上ないものがある。
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