前回の記事にひきつづき、COOLPIX B700の望遠側を使った昆虫撮影についてみていこう。
B700は、光学ズームで焦点距離1440mm相当(35mm判換算の撮影画角)までいけるので、昆虫との距離があってもクローズアップ撮影をすることができる。
どちらも手持ち撮影、ノートリミングだ。
B700の発色はイエロー側に転がりやすい傾向があるが、今回はやや残し気味にして撮影してみた。背景は遠くの草むらなのだが、ちょっぴりユニークな雰囲気に仕上がった。
センサーサイズが小さいため、階調感や描写に甘さはあるが、望遠側でここまで撮れれば上々ではないだろうか。
COOLPIX B700 レビューその8 ~B700で昆虫を撮る~
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B700の背景ボケ
B700は焦点距離1440mm相当(35mm判換算の撮影画角)までいけるが、一眼レフと違い、ボケを生かした撮影には強くない。
背景をぼかしたい時は、シーンを選ぶ必要がある。
B700で背景をぼかしたい場合は、被写体と背景との距離を大きくとる必要がある。この写真のように昆虫と背景が近いシーンでは、このぐらいのボケが限界だ。
このページの最初に使った写真をもう一度みてみよう。
この写真の背景は草むらだ。トンボと数メートル離れているので、大きくボケてこのようなバックになっているというわけだ。
これは極端にぼかした例だが、B700は自分でボケ具合をコントロールするというよりも、「ボケるシーンを選ぶことがコツ」といえそうだ。
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